
「如意輪観音像」をデザインした手ぬぐい=小千谷市小栗山
新潟県小千谷市東山地区の住民でつくる「小栗山木喰(もくじき)観音堂保存会」は、観音堂に安置されている如意輪観音像をデザインした手ぬぐいを発売した。深い笑みを浮かべる観音像の姿を、深い紫色で描き、落ち着いた感じに仕立てた。
観音堂には、木喰上人が彫った如意輪観音像を中心に計35体の像が安置されており、「木喰上人作 三十三観音他二像」として県指定文化財となっている。上人の作品はふくよかな頬などから、「微笑仏(みしょうぶつ)」とも呼ばれている。
手ぬぐいは横35センチ、縦90センチ。ツアーで観音堂を訪れた観光客らの土産品にしようと、保存会が昨年秋ごろに企画し、4月中旬に完成した。
売り上げは観音堂...
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