地元の女性たちが丹精込めて作る「笹団子」
地元の女性たちが丹精込めて作る「笹団子」

 新潟県下越地方の道の駅や類似の交流拠点施設には、地域色豊かな商品がずらりと並ぶ。各駅を訪ね、お薦めの品々を紹介する。(64回目)

 新潟県のお土産品の代表とも言える笹団子。端午の節句や田植え後に食べる昔からの風習で5〜6月は多くの人が買い求めるという。

 穂波の里では4業者の商品を扱っており、どれも手作りだ。そのうち地元の女性たちでつくる「ゆりの会企業組合」は物産館の隣の加工所で製造し、商品がなくなると随時追加する。

 組合理事長の田中文子(ふみこ)さん(59)は「もち米だけを使っているのと、ヨモギをたくさん入れているのが特長です」と力を込める。しっかりと感じられるヨモギの味と香りが、ほんのり甘い...

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