
完成した小説「大河を渡るみずすましたち」と、絵本「龍がないていた」
新潟県燕市教育委員会は、燕市の私塾「長善館」と大河津分水がテーマの小説「大河を渡るみずすましたち」を発売した。同じ題材で、キツネやタヌキといったかわいい動物が登場する絵本「龍がないていた」も制作。子どもたちにも親しんでもらう。
長善館は1833(天保4)年に鈴木文台(ぶんたい)が創設した私塾。市内では、2022年度に、大河津分水通水100周年事業の一環として、文台と長善館がテーマのオリジナル脚本の朗読劇が上演された。
小説はその脚本を基にしたもので、脚本を手がけた作家の中野順哉さんが燕市や新潟市で追加取材し、大幅に加筆をした。大河津分水建設に至るまでの長善館の門下生の活躍や、彼らを突き動かす...
残り248文字(全文:548文字)