
ハウス団地でスイカを収穫する男性(左)=新潟市西区
新潟県内産スイカの出荷が本格化している。農林水産省によると、2022年産の出荷量で新潟県は全国5番目の「スイカ王国」。近年の猛暑で全国的にスイカの需要が高まり、県産への引き合いは強い。これを好機と捉え、県内主産地では栽培設備の整備や生産者育成に力を入れ、全国有数の産地を目指す。県内二大産地の新潟市西区・西蒲区と魚沼地域の取り組みを追った。(報道部・山本司)
◆<新潟市西区・西蒲区>売上は水稲の6~8倍、出荷増へハウス団地整備
海岸に砂丘畑が広がる新潟市西区の赤塚地区。海を見下ろす砂丘畑では、収穫を控えた、丸々とした大玉スイカが並ぶ。西区山崎の男性(41)は、22年に水稲をやめてスイカを中心とした園芸に特化し、法人を立ち上げた。スイカは3ヘクタール以上で栽培し就...
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