ガス事業民間譲渡に関する契約の会見で、契約書を手にする小千谷市の宮崎悦男市長(左)と、北陸ガスの敦井一友社長=6月26日、小千谷市役所
ガス事業民間譲渡に関する契約の会見で、契約書を手にする小千谷市の宮崎悦男市長(左)と、北陸ガスの敦井一友社長=6月26日、小千谷市役所

 新潟県小千谷市は6月26日、北陸ガス(新潟市中央区)と、ガス事業譲渡に関する本契約を締結した。市ガス水道局が運営してきたガス事業は、2025年4月1日に北陸ガスの運営へと切り替わる。

 小千谷市は、設備更新費用の増加などにより事業が圧迫され、公営ガス事業継続の妥当性が低いとして、22年9月に民営化方針を決めた。専門家らでつくる譲渡先選定委員会での審査を経て、北陸ガスを優先交渉権者に決め、今年5月に仮契約を結んだ。

 ガス管などの固定資産の譲渡価格は32億円(税抜き)。6月26日に開かれた市議会6月定例会最終日の本会議で、財産の処分に関係する議案などが可決され、本契約に切り替わった。譲渡後5年間は...

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