会見する磯田達伸市長=6月28日、長岡市
会見する磯田達伸市長=6月28日、長岡市

 新潟県長岡市の磯田達伸市長は6月28日の記者会見で、保健衛生や教育などの事務が県から移譲される中核市について、人口減少対策の観点から「地方都市の拠点性を高めていくための一つの手段だ」と述べ、移行に前向きな姿勢を示した。

 中核市は人口20万人以上が要件で、約2000の事務が県から移譲される。長岡市は2023年度から移行を視野に調査を進めており、磯田市長は市議会6月定例会でも「(移行を)実現すべきだ」と発言していた。

 磯田市長は会見で、東京一極集中が地方の人口減少の主因だとし、医療や福祉、教育などの格差を埋める必要があると説明。「地方の都市機能を集約・高度化し、東京と同じような生活の利便性を得ら...

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