御神体にまたがる新婚夫婦2組=6月29日、魚沼市小出地区中心街
御神体にまたがる新婚夫婦2組=6月29日、魚沼市小出地区中心街
祭りばやしに合わせ、通りをにぎわせた弁天踊り=6月29日、魚沼市小出地区中心街
女性が「たたき地蔵」と声をかけ、男性をたたく場面も見られた=6月29日、魚沼市小出地区中心街

 子孫繁栄などを願う新潟県魚沼市の奇祭「しねり弁天たたき地蔵まつり」が6月29日、小出地区の中心街で行われた。御神体の渡御や弁天踊りで、地元住民らが盛り上がった。

 祭りは江戸時代の無礼講の風習に由来する。男性は「しねり弁天」と声をかけて女性の腕をしね(つね)り、女性は「たたき地蔵」と言って男性の肩をたたくことができる。以前は6月30日に行われていたが、4年ぶりに通常開催された2023年から、6月の最終土曜日に日程を変更した。

 夕方から中心街で祭りばやしが響く中、「しねって御利益、たたいて御利益」と若衆の勇ましいかけ声とともに、弁天踊りの輪が広がった。

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