
子どもの居場所が併設されたフードバンク拠点を視察する自見英子消費者担当相=7月22日、燕市
自見英子消費者担当相は7月22日、新潟県燕市と三条市を訪れ、フードバンクの取り組みを視察した。燕市では、食品の受け取りが24時間でき、子どもの遊び場も併設した複合施設を見学。「食でつなぐ共生社会が実現している」とし、他地域にも広げていく考えを示した。
消費者庁は食品ロスに関する基本的な方針を策定中で、フードバンクの先進事例として新潟県を視察した。
自見氏は燕市の商店街にあるNPO法人フードバンクつばめ仲町拠点で、駄菓子屋や卓球台、寄付された本が並ぶスペースのほか、無料学習塾などを備えた施設を見て回った。困窮した子育て世帯が対象で、登録した人がいつでも食品を受け取れる新潟県内初の公共冷蔵庫「コ...
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