国際親善試合のガーナ戦で攻め込む「なでしこジャパン」の北川ひかる=13日、金沢ゴーゴーカレースタジアム
国際親善試合のガーナ戦で攻め込む「なでしこジャパン」の北川ひかる=13日、金沢ゴーゴーカレースタジアム
国際親善試合のガーナ戦を終え、サポーターの声援に応える「なでしこジャパン」の北川ひかる=13日、金沢ゴーゴーカレースタジアム
国際親善試合のガーナ戦で競り合う「なでしこジャパン」の北川ひかる(右)=13日、金沢ゴーゴーカレースタジアム

 自分の活躍で石川にパワーを届けたい。サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」で元アルビレックス新潟レディースの北川ひかる(27)=現INAC神戸=は、中学生の時に福島県で東日本大震災を経験した。そんな時に勇気づけてくれたのが、2011年夏の女子ワールドカップ(W杯)を制覇したなでしこジャパンだった。今年1月には故郷・石川県が能登半島地震で大きな被害を受けたばかり。パリ五輪には「今度は自分の番」との決意を胸に臨んでいる。

 金沢市出身の北川は、小学校時代から「なでしこに入りたいという思いがあった」。よりレベルの高い環境を求め、中学進学とともに福島県楢葉町にあるJFAアカデミー福島に進んだ。

 「練習が一番の楽しみだった」という北川は、親元を離れて競技に打ち込んでいた。中1の3月11日、...

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