ため池に入って水難事故の危険性を伝える長岡技科大の学生ら=十日町市伊勢平治
ため池に入って水難事故の危険性を伝える長岡技科大の学生ら=十日町市伊勢平治

 子どもらが農業用ため池へ転落する事故を防ごうと、危険性などを学ぶ講習会が新潟県十日町市伊勢平治のため池で開かれた。長岡技術科学大学の学生2人が実際にため池に入り、水難学会の指導員が転落した場合の対処法などを、地元の小学生に伝えた。

 新潟県や新潟県土地改良事業団体連合会などでつくる「新潟県ため池サポートセンター」が7月18日に開いた。上野小学校の全校児童43人と土地改良区の担当者ら、合わせて約110人が参加した。

 スタントマン役の学生は転落すると簡単には上がれないことを実演。水難学会の指導員は万が一、転落した際はあおむけで浮かぶ「背浮き」の体勢を取ることが重要だと訴えた。転落した人を助けようと...

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