「あしながにいさん会」の会員から本を受け取る燕市立図書館の加藤博純館長=白山町1
「あしながにいさん会」の会員から本を受け取る燕市立図書館の加藤博純館長=白山町1

 毎年匿名で新潟県燕市内の図書館に本を贈っている市民グループ「あしながにいさん会」が、2024年は燕図書館に人気児童書など17冊をプレゼントした。会員らは「夏休みに読んでもらえたら」と期待を込めた。

 にいさん会は、市内各校でPTA役員を務めていた仲間で結成。ポケットマネーを出し合い、2014年から燕、吉田、分水の3図書館へ順番に、23年までに計175冊を寄贈してきた。現在の会員は40〜50代の11人で、自身の家族にも秘密にしながら活動しているという。

 会員4人が7月下旬、閉館時間後の燕図書館を訪問。新紙幣の顔である渋沢栄一と津田梅子、北里柴三郎の人生などについて紹介する「マンガ&図解 新しい紙...

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