
10年ぶりの「五辺大名行列」に向け練習に励む住民たち=小千谷市高梨町
新潟県小千谷市北部の高梨町・五辺(ごへん)集落に江戸時代から伝わる五辺大名行列が、「おぢやまつり」最終日の8月25日、10年ぶりに披露される。2024年は市制施行70周年に当たることから、まつりで実施することになった。久々の舞台に向け、住民たちは気持ちを込めて練習に汗を流している。
五辺大名行列は江戸時代の衣装を身にまとい、笛を吹いたり拍子木をたたいたりする人と共に、羽連(ばれん)と呼ばれる長さ約3メートルの棒を若衆が操り、粋な姿を見せながら練り歩く。
江戸時代、五辺にある神明社へ伊勢神宮からお札が来る時に、住民が行列を組んで迎えたのが始まりと言われている。大きなイベントの時に行い、1993...
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