もみ合って行きつ戻りつし、諏訪神社を目指したみこし渡御=8月27日、十日町市
もみ合って行きつ戻りつし、諏訪神社を目指したみこし渡御=8月27日、十日町市

 新潟県十日町市の夏を締めくくる「十日町おおまつり」が8月25日から3日間、中心部で開かれ、27日夜には勇壮なみこし渡御が行われた。諏訪神社にみこしを戻そうとする担ぎ手と、帰還を防ぎ祭りを終わらせまいとする男衆がもみ合い、フィナーレを盛大に飾った。

 織物業の隆盛に起源を持ち、229年続く八角みこしは8月26日昼に諏訪神社を出発。「お祝い」が転じたとされる担ぎ手の「おいよい」とのかけ声に合わせ、市街地を練り歩いた。

 8月27日午後9時半ごろ、八角みこしは諏訪神社入り口の通りに到着。勢いよく神社に進んだかと思うと、市街地へと押し戻される。行きつ戻りつを繰り返した「荒れみこし」が深夜、鳥居をくぐると...

残り107文字(全文:407文字)