柏崎市の市史跡「飯塚邸」で行われたガイドツアー=柏崎市新道
柏崎市の市史跡「飯塚邸」で行われたガイドツアー=柏崎市新道

 地元出身の専門家の解説付きで、新潟県柏崎市新道の市史跡「飯塚邸」を巡るガイドツアーが行われた。参加者約40人が、昭和天皇が滞在したことでも知られる豪農の屋敷と庭園を見て回り、地域の魅力を実感した。

 飯塚邸は新道地区の大地主だった飯塚家の住居。1947(昭和22)年に昭和天皇が新潟県を巡幸した際、行在所(あんざいしょ)となった。天皇は2泊滞在し、屋敷の庭園を「秋幸苑(しゅうこうえん)」と名付けた。

 ツアーは、柏崎市立博物館が、開いていた企画展「江戸時代の村を伝える」の関連イベントとして、地域で栄えた豪農の屋敷を知ってもらおうと8月中旬に開催。新道出身で、文化庁国立近現代建築資料館元研究補佐員の...

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