新潟県は9月18日、十日町市本町の事業場跡地で、土壌に含まれるガスからテトラクロロエチレンなど4種の有害物質が検出されたと発表した。

 県によると、テトラクロロエチレンはドライクリーニングの溶剤や金属加工での脱脂剤に使われ、発がん性の恐れが指摘されている。検出下限値を超えると汚染土壌とみなされる。

 事業場を営んでいた事業者が検査し、17日に県へ報告した。県によると、これまで健康被害の報告はなく、周辺に水道水源や飲用、農業用井戸はないという。今後、周辺の地下水調査を行い、汚染の有無を確認する。

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