
除染などの被ばく医療の訓練を行う医療関係者ら=9月21日、新潟市中央区旭町通1
東京電力柏崎刈羽原発で重大事故が発生したと想定し、被ばく患者の受け入れの流れを確認する医療訓練が9月21日、新潟市中央区の新潟大医歯学総合病院で行われた。新潟県内外の医療関係者ら約60人が参加し、原子力災害への医療体制の備えをチェックした。
新潟大病院は、原発の重大事故時に被ばく医療の中心的な役割を担う「基幹原子力災害拠点病院」に新潟県から指定されている。訓練は2021年から毎年行っており、24年で4回目。県立がんセンター新潟病院や新潟市民病院などの関係者も参加した。
訓練は柏崎原発で事故が起き、原発から半径5キロ圏の即時避難区域(PAZ)内にも放射性物質が広がったとの想定で実施した。
参加...
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