北朝鮮による拉致問題を考える集会で話をする横田早紀江さん(中央)=10月4日午後、東京都内
北朝鮮による拉致問題を考える集会で話をする横田早紀江さん(中央)=10月4日午後、東京都内

 北朝鮮による拉致問題北朝鮮が日本に暮らす人々を無理やり連れ去る「拉致」を行い、いまだに多くの被害者が帰国を果たせていない問題。2002年9月の日朝首脳会談で北朝鮮の当時の指導者・金正日(キム・ジョンイル)総書記が日本人を拉致した事実を初めて認める。日本政府が認定する拉致被害者は17人。このうち5人が02年10月に帰国した。政府認定被害者のほか、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない「特定失踪者」が400人以上(民間団体調査)いる。を考える集会が10月4日、東京都内で開かれた。拉致被害者横田めぐみさん1977年11月15日、新潟市立寄居中学1年の時の下校中に失踪。2002年9月の日朝首脳会談で北朝鮮は拉致を認めた。北朝鮮はめぐみさんは「死亡」したとして04年に「遺骨」を出したが、DNA鑑定で別人のものと判明。北朝鮮の説明などに不自然な点が多く、日本政府は生存を前提に再調査を求めているが、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」としている。=失踪当時(13)=の弟で、家族会代表の横田拓也さん(56)は、石破茂首相が自民党総裁選で訴えた東京、平壌の連絡事務所開設について「...

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