花角英世知事(左)に意見書を手渡す八木浩幸代表監査委員=10月9日、新潟県庁
花角英世知事(左)に意見書を手渡す八木浩幸代表監査委員=10月9日、新潟県庁

 新潟県監査委員(八木浩幸代表監査委員)は10月9日、2023年度の新潟県普通会計決算について、予算執行や財務事務が「おおむね適正」に行われたとする審査意見書を花角英世知事に提出した。ただ、新潟県は依然として厳しい財政状況に置かれているとし、持続可能で安定的な財政運営に努めるよう求めた。

 新潟県は24年度以降、財政運営の指針となる「行財政基本方針」に基づき、歳出歳入改革に取り組んでいる。意見書では、経済性や有効性にも配慮し、適切な予算執行の必要性を指摘した。

 その上で「人口減少問題」「持続可能で活力ある地域の実現」「付加価値の高い産業構造への転換」「防災・減災対策」の4点に留意し、「県民目線に...

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