
こだわりの原木栽培で大きく育ち、収穫期を迎えたマイタケ=10月9日、加茂市下大谷
新潟県加茂市七谷地区で、秋の味覚・マイタケの収穫が始まった。山林の中で原木栽培されるマイタケは大ぶりで肉厚、風味の豊かさが特徴だ。収穫初日の10月9日、生産者は食べ頃を迎えたマイタケを両手で抱えるように、丁寧にもぎ取っていた。
山林の所有者ら9軒が2007年、薬師まいたけ生産者組合を結成。天然ものの味わいを求め、下大谷集落で原木栽培を始めた。ナラの木を伐採し、約20センチに切りそろえた原木を高温の蒸気で殺菌。2月に植菌し、室内で培養した。菌付けに成功したほだ木約3700本を6、7月に栽培地に運び、土と落ち葉をかぶせて成長を見守ってきた。...
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