鬼の仮装をして稲刈りをする参加者=佐渡市歌見
鬼の仮装をして稲刈りをする参加者=佐渡市歌見

 新潟県佐渡市歌見の棚田の保全活動を支援しようと、島内外の企業5社の社員ら約60人が稲刈りを行った。参加者は海を望む景観を楽しみつつ、農作業に汗を流した。

 棚田での作業は、新潟県が棚田保全に関心を持つ企業・団体を募る「棚田みらい応援団」の事業で、都市部と農村の交流を促し、地域活性化を図る狙いもある。2024年度は県内9地区で活動し、歌見では田植えと稲刈りに関わった。

 稲刈りは10月6日にあり、棚田の1区画約10アールで作業した。地域の民話「鬼の田植え」にちなみ、春の田植えに続いて鬼の仮装で参加した人たちもいて、角が付いたかつらや、しましまパンツを着けて鎌を振るった。農家の指導を受けてわらで稲を...

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