
県内外から集まった棚田オーナーらが汗を流した稲刈り=佐渡市小倉
佐渡金銀山の発展に伴い江戸時代に開墾されたとされる新潟県佐渡市小倉の棚田「小倉千枚田」で、維持・保全に協力する「棚田オーナー」らが稲刈りを行った。急勾配に水田が広がる雄大な景色の中、県内外から集まったオーナーらが汗を流した。
小倉千枚田は、小佐渡山地の海抜約350〜400メートルにある。大型機械が入らず、一時は大部分が休耕田となっていたが、棚田の維持や地区外との交流を目的に、2008年に市などがオーナー制度を導入した。1区画3万円の年会費でオーナーを募っており、管理は地元住民らによる管理組合が行っている。今年は個人や団体に63区画全てを貸し出した。
秋晴れの下で行われた10月13日の稲刈りに...
残り185文字(全文:485文字)