ガイドを目指し、市民らがトキの生態などについて学んだ講座=佐渡市新穂潟上
ガイドを目指し、市民らがトキの生態などについて学んだ講座=佐渡市新穂潟上

 トキの生態を観光客らに案内する「トキガイド」の養成講座が新潟県佐渡市新穂潟上のトキ交流会館で始まった。初回は市農業政策課トキ・里山振興係主任の土屋智起さん(44)が講師を務め、トキの生態や保護の歴史などの基礎知識を紹介した。

 2007年から市が開講しており、現在約80人がガイドとして活躍している。24年度は9回の講座を予定し、12月22日に検定試験を行う。57人が申し込んだ。

 10月17日に開かれた初回の講座で、土屋さんは、足が短いトキは水田の草丈が高くなる7、8月はあぜや農道で採餌することが多くなるといった特徴を紹介した。ほかに、石川県能登地域などトキの野生復帰を目指している地域が本州にも...

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