新潟県村上市の上下水道料金の改定について諮問を受けた「市上下水道事業審議会」(会長・大串葉子同志社大大学院教授)は10月22日、値上げ幅や改定時期を市に答申した。料金の平均改定率は下水道で34・0%、上水道は14・4%とした。具体的な時期は明示しなかったものの、できるだけ速やかに改定するよう答申した。

 村上市の上下水道事業は、物価高の影響などで一般会計からの繰入金により経営を維持している。市は6月に料金体系の見直しと改定時期について審議会に諮問した。

 答申では、料金算定期間は2025年度から29年度までの5年間とし、改定水準は「算定期間における収支状況から経営を維持していくための水準」とした...

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