
島内有志が開いた、佐渡金山の労働者らを追悼する集い=26日、佐渡市相川下山之神町
佐渡金山で働き、犠牲となった全ての労働者らを追悼する集いが10月26日、新潟県佐渡市相川下山之神町の総源寺で開かれた。島内有志ら約10人が参加。かつて点在していた身寄りの無い鉱山労働者の墓を合わせて建立した供養塔に献花し、朝鮮半島出身者や無宿人、遊女らの労苦をしのんだ。
島内有志は2016年から供養塔前で集いを開いている。開催は2年ぶりで、参加者が追悼文を読み上げ、供養塔に献花した。
「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を巡っては、韓国政府が「戦時中に朝鮮半島出身者が強制労働させられた現場だ」と主張して一時反発した経緯がある。
登録決定に当たり、日本側は朝鮮半島出身者に関する展示を始め...
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