新潟県佐渡市が所有する入浴施設の方向性に関する住民説明会が、市内全5カ所で行われた。市民らが方向性を協議する「入浴施設あり方検討会」が提出した報告書を基に市が説明。参加者からは「全ての施設を市が運営してほしい」「サービスが低下しては困る」などの声が上がった。

 報告書では2026年度以降、畑野温泉松泉閣は交流拠点として市が整備、運営し、ビューさわた、羽茂温泉クアテルメ佐渡は原則、民間譲渡することを提案している。

 説明会は10月22〜29日に実施し、計30人が参加した。29日夜は大佐渡交流活性化センターで行われ、頻繁に施設を使う高齢者ら5人が参加した。民間譲渡されることで、施設の機能やサービスの...

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