
新潟県出資法人の状況を点検した経営評価委員会=11月25日、県庁
新潟県が出資する公益法人や第三セクターの在り方などを検討する県出資法人経営評価委員会が11月25日、県庁で開かれた。対象35法人のうち、2023年度決算で経常赤字となったのは前年度から2法人増え、15法人だった。今後、人件費の増加などが見込まれるため、委員からはさらなる効率化や経営改善を図るべきとの指摘があった。
県出資が25%以上の26法人と継続的な人的・財政的支援を行っている9法人が対象。新潟県は19年に明らかになった財政危機に伴い、出資法人の統廃合を含めた全面的な経営見直しを行った。23年度までの集中取組期間を終え、今回から通常の点検に戻った。
経常赤字が最も多かったのは北越急行の4億...
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