
自分たちが手がけた市報を手に、制作エピソードを語る羽茂高校の渡辺真さん(右)と村川凛太郎さん=1月8日、佐渡市羽茂本郷
特殊詐欺などへの市民の防犯意識を高めようと、新潟県佐渡市羽茂本郷の羽茂高校の生徒2人が啓発への協力を買って出た。「市報さど」1月号に2ページにわたり、啓発記事を掲載。2人は「これを読んだ人が少しでも気を引き締めてくれるとうれしい」と話している。
防犯の啓発記事作りに取り組んだのは3年生の村川凛太郎さん(18)と渡辺真さん(18)。羽茂高校では、地域と連携して身の回りの課題をテーマに探究活動を行っている。
2人は島内の犯罪情勢を調べる中で、2023年の特殊詐欺被害額が1000万円以上だったことに驚き、被害を防ごうと啓発活動を企画。多くの市民に届けようと市に相談し、市報に掲載する許可を得た。
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