
両津東部森林組合(新潟県佐渡市下久知)は佐渡市内の森林で切り出した木材を運び出して集める専用機械を3月末までに導入する。国と佐渡市が費用の一部を補助した。流通の効率化により木材の生産増を図る。
島内のスギなどの木材生産量は年々増加しており、2023年度は5781立方メートル。木材は伐採後、一定の場所に集める「集材」と、一定の長さの丸太にする「造材」の工程がある。それぞれ専用の機械があるものの、島内の四つの森林組合は県の農林公社から造材の機械を借りて二つの工程を兼務しており、作業効率が課題となっていた。
さらなる増産への打開策として、森林組合の一つ、両津東部森林組合が集材の専用機械を購入する意...
残り201文字(全文:501文字)