
稲わらをねじったり、飾り付けたりして思い思いのリースを作る児童ら=1月21日、佐渡市羽茂本郷
子どもらに島の伝統工芸に触れてもらおうと、新潟県佐渡市羽茂本郷の羽茂小学校で1月21日、わら細工の体験授業が開かれた。4年生15人が参加し、稲わらの手触りや香りを楽しみながらリース作りに挑んだ。
地元の伝統文化や手仕事を学ぶ社会科の授業の一環。佐渡文化財団の職員が講師を務めた。わら細工は農閑期の冬に行われてきた伝統工芸。島内では、鬼太鼓で履くわらじや正月飾りなどの年中行事で使用されているが、生活様式の変化により、担い手が少なくなっている。
児童らは、わら細工の歴史や用途について解説を受けた後、リース作りに挑戦した。6本の稲わらをねじって2メートルほどの長さに編み、造花やリボンで飾り付けた。児...
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