
多目的運動施設への大規模改修が予定されている「悠久山プール」=長岡市悠久町
    新潟県長岡市は、2022年度末で閉鎖した「悠久山プール」(悠久町)の建物を、屋内でさまざまなスポーツが楽しめる多目的運動施設に大規模改修する。雨天や降雪時でもスポーツに親しめる場所を増やす目的だ。テニスやフットサル、ゲートボールなどがプレーでき、野球の練習場としての活用も想定する。25年度中の完成を目指す。
事業費は2億3700万円で、国土交通省の交付金を充てる。市議会2月臨時会で、関連する一般会計補正予算が可決された。
建物は鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積は約1700平方メートル。1階にあった25メートルプールは埋めて整地し、人工芝を全面に張る。人工芝は約700平方メートルで、テニスコート1面分のエリアを確保。防球ネットを設置し、野球のバッティング練習もできる。飛び込み練習プールだったスペースは、投球練習場にする。温水シャワー室は廃止し、更衣室と2階の観覧室は改修後も活用する。
テニスなどができる市の屋内運動施設が、悪天候時や冬期間などに混雑していることから、市は拡充が必要と判断した。また、プロ野球イースタン・リーグの試合が悠久山球場で行われる際に、ビジターチームが悪天候時の練習で使用できるようにする。高校野球の練習施設としても活用したい考えだ。
悠久山プールは1962年に県営プールとしてオープンし、82年に長岡市に移管された。現在の建物は95年に完成した。
改修後の...
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