両目が徐々に見えなくなる病気との向き合い方を語る石川順子さん=30日、新潟市西区善久
両目が徐々に見えなくなる病気との向き合い方を語る石川順子さん=30日、新潟市西区善久

 病気や障害のある人から経験や生き方を聞くトークイベントが3月30日、新潟市西区の介護施設で開かれた。ゲストに招かれた宮城県東松島市の石川順子さん(41)は、両目が徐々に見えなくなる自身の病気について説明。「病気を抱える今を、より楽しんでいる」と前向きに語った。

 皮膚の病気や脳腫瘍を経験した新潟市西区の西村俊滋さん(61)が企画し、14人が参加した。

 石川さんは20歳の頃に「網膜色素変性症」の診断を受けた。現在は視界の95%以上が見えず、盲導犬と行動を共にする。

 イベントで石川さんは「白杖(はくじょう)の自分を見られたくない」と引きこもりがちだった過去を告白した。しかし、視覚障害のある仲間の「...

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