
佐渡出身の作家の作品を集めた「佐渡の芸術家展」=4月5日、新潟市西区
「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を記念した「佐渡の芸術家展」が4月5日、新潟市西区の雪梁舎美術館で始まった。陶芸品や木版画など約70点が展示され、来場者が多くの著名作家を生んだ佐渡の歴史に思いをはせた。
佐渡は、陶芸家の5代伊藤赤水さんや故・三浦小平二さん、蝋(ろう)型鋳金の故・佐々木象堂さんら3人の人間国宝を輩出するなど、芸術文化が盛んな地で知られる。会場には伝統陶芸「無名異焼」のつぼや金工作品などを集めた。鬼太鼓やトキをモチーフにした木版画、日本画も展示され、来場者がじっくりと鑑賞を楽しんでいた。
新潟市中央区の来場者(69)は「立派な作品が多かった。欲しくなるような作品もあっ...
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