買い付け人たちが鋭いまなざしで品定めした錦鯉の初競り=小千谷市南荷頃
買い付け人たちが鋭いまなざしで品定めした錦鯉の初競り=小千谷市南荷頃
買い付け人たちが鋭いまなざしで品定めした錦鯉の初競り=小千谷市南荷頃

 小千谷市南荷頃のJA魚沼錦鯉市場で、錦鯉の初競りが行われた。軽妙なかけ声が響く場内で、買い付け人たちは真剣なまなざしで品定め。「泳ぐ宝石」と評される鮮やかな錦鯉を、次々に競り落としていった。

 錦鯉は「舟」と呼ばれる青いケースに入れられた状態で、買い付け人たちが取り囲む水路を順番に流れていく。初競りは4月11日にあり、23の生産者が山吹色や紅白などの170舟分の鯉を出荷した。

 番台が流れるように金額を読み上げる中、集まった20人ほどの買い付け人は鋭い視線で吟味。目当ての錦鯉が流れてくると、人さし指を立てて落札した。

 生産者の男性(61)は、今シーズンの出来について「きれいに仕上がっている」と安...

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