
成年後見支援センターの開所式で、センターの活動について説明する職員=三条市東本成寺
三条市は今月、成年後見認知症、知的障害、精神障害などのため、契約や手続きを一人で行うのが難しい人をサポートする制度。ページ下部に詳しい解説を掲載。支援センターを開所した。成年後見の利用が必要な人や家族の相談を受けたり、後見制度を広報したりする。市社会福祉協議会に運営を委託し、親族以外の「市民後見人」の育成や活動支援も含めて取り組みを広げていく計画だ。
三条市は成年後見支援を従来、市の直営で実施していたが、市民や世帯数に占める高齢者や、高齢者のみ世帯の割合が高くなる中、専門のセンターを設けた。
センターは市総合福祉センター(東本成寺)内に開所し、職員4人が所属する。市内の当事者や家族からの「必要な契約の内容が理解できず、手続きが滞ってしまう」「障害のある子どもの世話ができなくなってきた。親亡き後の生活が心配」などの...
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