ウィルで館内を走行する外国人観光客=湯沢町湯沢
ウィルで館内を走行する外国人観光客=湯沢町湯沢

 湯沢町湯沢のNASPAニューオータニは、電動車いす「WHILL(ウィル)」を導入した。免許は不要で、簡単なレバー操作だけで運転できる。高齢者や、スキー場で足にけがを負った客などの利用を想定し、快適な館内での移動を提供したい考えだ。

 導入した電動車いすは、東京のウィル社が開発、販売している。NASPAは今冬に試験的に導入し、3月に契約を結んだ。全長90センチ、高さ80センチほどで折りたたみができる27キロのタイプの1台を、ホテル入り口に置いている。前後左右に動かせるレバーが付いており、子どもや高齢者でも簡単に操作ができる。

 NASPAには車いすの来場客も多い。客が隣接するスキー場でけがをし、歩...

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