
吹き抜けの待合室を生かし、200回目を迎えた富永草野病院のロビーコンサート=三条市興野2
患者や家族、一般市民らに土曜の午後のひととき、音楽に浸ってもらおうと、三条市の富永草野病院(興野2)が毎月行っている無料のロビーコンサートが200回目を迎えた。会長の妻で理事の草野恭子さん(77)が中心となって開催し、活動は20年以上にわたる。
コンサートは2003年、病棟新築を機に始めた。音響のいい吹き抜けのロビーを生かす取り組み。初回はピアノとフルートのアンサンブルを呼んだ。
患者や市民に好評で、出演依頼も多く寄せられて、毎月趣向を変えて開いてきた。「『病院だからクラシック』とは限らず」(草野さん)、地域おなじみのバンドが歌謡曲を披露したり、市吹奏楽団有志がジブリ映画のテーマ曲を演奏した...
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