ナウマン象の化石など、ナウマン博士ゆかりの資料が並ぶ特別展=糸魚川市のフォッサマグナミュージアム
ナウマン象の化石など、ナウマン博士ゆかりの資料が並ぶ特別展=糸魚川市のフォッサマグナミュージアム
ナウマン象の化石などを見る、ナウマン博士の曾孫、ペーター・ナウマンさん=糸魚川市のフォッサマグナミュージアム

 フォッサマグナの発見で知られるドイツの地質学者、エドムント・ナウマン博士の来日150年を記念した特別展が、糸魚川市一ノ宮のフォッサマグナミュージアムで開かれている。「日本地質学の父」とも呼ばれる博士ゆかりの資料から、足跡や実績をたどることができる。

 ナウマン博士は、明治政府の招へいで1875年に来日し、東大の地質学教室で初代教授を務めた。全国で地層や岩石などの研究に当たり、日本初の本格的な地質図を作成したほか、日本列島中央部を横断する溝状の地質構造を発見し、フォッサマグナと命名した。

 展示会では、名前の由来となったナウマン象や二枚貝など博士が発見した化石などが並ぶ。研究活動で書いたスケッチな...

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