
高校生が交通事故の被害者遺族の話を聞いた「命の大切さを学ぶ教室」=三条市北入蔵2
中高生を対象に、交通事故の被害者の遺族らが講演する「命の大切さを学ぶ教室」が、三条東高校(三条市北入蔵2)で開かれた。2015年に高校3年生だった次男=当時(17)=を交通事故で亡くした男性(63)が、家族を失う悲しみや今を生きていることの大切さを伝えた。
県警と県が主催し、5月28日に行われた。全校生徒と教職員、約660人が耳を傾けた。男性の次男は、自転車で青信号の交差点を渡っていたところを左折してきたトラックに巻き込まれた。トラックの運転手は助手席に棚を作り、視界不良の状態で走行していた。
男性は事故後、変わり果てた姿の次男と対面し「まるで地獄を見ているようだった。涙が止まらなかった」と...
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