
方言の記録、保存のための撮影をする「小千谷語り部の会」=小千谷市本町1
地域の言葉で昔話を語り継ぐ活動を続ける「小千谷語り部の会」と小千谷市が、方言を映像で記録する取り組みを始めた。方言を話す人が年々少なくなる中で、語り部たちは「方言をなくしたくない」と伝承していく思いを強めている。
語り部の会は2014年に発足。高齢者グループや小学校に出向き、昔話を語る活動をする。養成講座も開き、現在は40〜80代の19人が所属している。
市はこれまでに、小千谷の方言などをまとめた本を発行している。方言を後世に残すには、特有のイントネーションが分かる音声資料が必要だとして本年度、語り部の会と協力し、映像による方言の記録を始めた。
会長の芝信子さん(70)と顧問の須田典子さん(...
残り355文字(全文:655文字)