
ソーラーシェアリングの設備が設置された水田で行われた田植え作業=2017年5月、秋田県井川町(小型無人機から)
農地に太陽光パネルを設置して農業生産と発電を両立する取り組みが注目されています。
Q 農業と発電?
A 畑や水田に支柱を立て、その上にパネルを取り付けて作物の栽培と発電を同時に行います。作物の成長に必要な太陽光はパネルの隙間や側面から差し込みます。自然の恵みである太陽光を農業と発電の両方で利用するため「ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)」と呼ばれます。
Q 農作業に支障は?
A パネルは高さ2メートル以上に設置するため、その下で苗の植え付けや収穫の作業ができます。トラクターや耕運機などの農業機械も使えます。
Q 利点は?
A 発電した電気を売れば農業以外の収入源となり、経営の安定化につ...
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