
体験型安全教育で、地震後に道に落ちている物を踏まないで歩く練習をする子どもたち(体験型安全教育支援機構提供)
災害はいつ起こるか分からない。子どもが自宅や外出先で保護者と一緒にいない時に被災することもあり得る。不安な中、子どもだけで安全確保や避難をする状況を想定し、日ごろから大人とともに備えるよう専門家は呼びかける。
災害時に子どもに適切な指示ができる自信はありますか―。学習塾「明光義塾」が7~8月、小学生から高校生までの子どもを持つ全国の保護者1100人にインターネットで調査したところ、約6割が「自信がない」と回答した。「安否確認の方法を子どもと共有しているか」との問いには「していない」という回答が53%あった。
災害の規模によっては保護者が何時間も、あるいは一晩、自宅に戻れない事態も考えられる。...
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