八海山尊神社の山開き神事。参拝者らがカヤで出来た「茅の輪」をくぐった=南魚沼市大崎
八海山尊神社の山開き神事。参拝者らがカヤで出来た「茅の輪」をくぐった=南魚沼市大崎

 南魚沼市大崎の八海山尊神社で、山開き神事が開かれた。参拝者はカヤで編まれた「茅(ち)の輪」をくぐるなどして、登山者や家族らの健康などを願った。

 八海山尊神社は7月1日に「御山開き」、9月1日に開山中の感謝や五穀豊穣を願う「閉山式」を行っている。御山開きの神事では、装束をまとった先達と呼ばれる信者のまとめ役が、石段の前に張られた縄を太刀で切り、神社へ向かった。88段の階段を上った後、直径約2・5メートルの茅の輪を八の字にくぐり、参拝した。

 前橋市から参拝に訪れた女性(70)は「親戚が行者だったこともあり、毎年訪れている。家内安全や健康で過ごせることを願った」と話した。

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