遺跡の出土品から推測される縄文時代の生活ぶりや島外との交流の説明に熱心に聞き入る参加者ら=佐渡市新穂瓜生屋
遺跡の出土品から推測される縄文時代の生活ぶりや島外との交流の説明に熱心に聞き入る参加者ら=佐渡市新穂瓜生屋

 縄文時代の国史跡、長者ケ平遺跡(小木金田新田)の出土品が今年3月、市文化財に指定されたことを記念した展覧会「縄文爆発!-縄文時代中期の佐渡-」が、新穂歴史民俗資料館(新穂瓜生屋)で開幕した。市職員による展示説明会も開かれ、市民約30人が熱心に解説に聞き入った。

 会場には今回指定された長者ケ平遺跡の出土品1896点の一部のほか、藤塚貝塚(真野新町)や矢田ケ瀬遺跡(新穂大野)など縄文時代の遺跡から出土した土器や石器、装飾品など約300点が展示された。

 開幕初日の7月5日は、市職員の鹿取渉さんが「縄文時代中期は佐渡で遺跡が爆発的に増える時期」と説明。土器の文様などから「東北や北陸などとの交流を示す...

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