
熱中症患者役の参加者に、容体などを確認する阿賀野市消防本部の隊員ら=阿賀野市安野町
熱中症の患者が同時多発した事態に備えようと、阿賀野市消防本部は、屋外訓練場(安野町)で対応訓練を実施した。小学校のマラソン大会の練習中に、児童10人が熱中症を発症したと想定。消防や救急隊員ら約30人が参加し、容体確認と搬送の手順を確認した。
熱中症患者が増える時季に合わせ、救急の効率化を図ろうと市消防本部が企画。アドバイザーとして、県立新発田病院救命救急センター長の木下秀則医師が参加した。
訓練は6月中旬にあり、傷病者役の職員に、隊員が「頭痛や吐き気はありませんか」と質問。呼吸や脈拍などを確認し、患者の治療の優先順位を決める「トリアージ」に取り組んだ。症状の重い患者から、救急車などに順次搬送...
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