野菜の餌で身がやわらかくなったサザエの試食会=佐渡市両津夷
野菜の餌で身がやわらかくなったサザエの試食会=佐渡市両津夷
野菜の餌で身がやわらかくなったサザエの試食会=佐渡市両津夷
野菜の餌で身がやわらかくなったサザエの試食会=佐渡市両津夷
野菜の餌で身がやわらかくなったサザエの試食会=佐渡市両津夷

 島内産の野菜を餌に与えることで、身がやわらかくなったサザエの試食会が、佐渡市両津夷のあいぽーと佐渡で行われた。野菜の餌効果を実証した県佐渡地域振興局農林水産振興部が島内での出荷拡大を目指そうと、宿泊施設や飲食店関係者約20人に刺し身などを振る舞った。

 きっかけは2022年頃、高千漁港の漁師、弾正明良さん(59)が「砂抜き期間にキャベツを与えたサザエの食感がやわらかくなった」と気づいたこと。弾正さんから依頼を受けた県水産海洋研究所佐渡水産技術センター(佐渡市豊田)が破断強度を測定し、野菜の餌の効果を裏付けた。

 餌は島内産のキャベツとアスパラガスで、出荷時に廃棄される部分を活用。1〜2週間の砂抜...

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