新潟医療圏の一般病床削減について協議した地域医療構想調整会議=29日、県庁
新潟医療圏の一般病床削減について協議した地域医療構想調整会議=29日、県庁

 新潟地域医療構想調整会議が29日夜、県庁であり、国立病院機構西新潟中央病院(新潟市西区)が、結核病床を廃止し、10床を一般病床に転換すると報告した。入院患者の減少などにより、新潟医療圏内の5病院は一般病床を計94床削減すると説明。圏域全体で計84床を減らすことを了承した。

 会議は、新潟医療圏の新潟、五泉、阿賀野の3市と阿賀町の医療、行政関係者で構成。オンライン参加も含め、約50機関の担当者らが出席した。

 西新潟中央病院は「重症度の高い結核患者が増加する見込みは少ないと考える」と説明し、経営面も考慮して結核病床30床を廃止するとした。30床のうち10床を一般病床に転換した上で結核患者の受け入れ...

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