【自民総裁選管が初会合】「石破降ろし」夏休み状態

　自民党総裁選挙管理委員会が会合を開き、総裁選前倒しの是非を巡る党内の意思確認に向けた議論に着手した。石破茂首相（総裁）に事実上、退陣を迫る総裁選が実施されるかどうか注目されるが、お盆休みを挟んで「石破降ろし」も夏休み状態。派閥解散で主導する勢力が見当たらないのに加え、首相続投を支持する世論を意識する。ただ退陣論は根強く、今月末以降にも再燃しそうだ。

　▽最悪

　「スピード感は必要だ。総裁の身分に関わることなので、厳正に慎重に制度設計していく」。１９日、党本部。総裁選管の逢沢一郎委員長は会合後、記者団に強調した。

　会合は、８日の両院議員総会で総裁選前倒しを求める声が相次いだのを受け、委員の欠員を補...