
地元住民や中学生らが、鬼太鼓や文弥人形などを披露した「たかち芸能祭」=佐渡市入川
佐渡の芸能が集う「たかち芸能祭」が佐渡市の高千中学校で開かれた。20回目の節目を迎え、夕日が照らすグラウンドで中学生や地元住民らが文弥人形、鬼太鼓などの伝統芸能を披露し会場を盛り上げた。
住民らでつくる実行委員会が主催。帰省客らに地元芸能を楽しんでもらおうと、2003年に始まった。
13日の芸能祭は、高千中生徒による文弥人形から始まった。人形の遣い手や語り手、三味線を全校生徒18人が分担し、巴御前が勇ましく戦う様子を演じた。1年生(12)は「語りのイントネーションが難しく、たくさん練習した。大切な伝統なので、自分にできることでつないでいきたい」と振り返った。
続いて民謡や輪踊りのほか、石花な...
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