
スプートニク日本のサイト
7月の参院選を巡り、ロシアが日本に世論操作を仕掛けたという「介入疑惑」がインターネット上で広がっている。躍進した参政党の候補者が、ロシアの日本語サイトのインタビューを受けたことが発端のようだ。このサイトは米欧で「ロシアの国営プロパガンダメディア」と批判されている。背景を探った。
▽参政党に好意的
疑惑の発端とされるのは日本語サイト「スプートニク日本」。国営メディアグループ「ロシアの今日」に属する通信社「スプートニク」が運営する。同社は30カ国以上の言語でロシアの主張を外国に伝え、ラジオ放送もある。英語、フランス語、ドイツ語、アラビア語、中国語などと並び、日本語サイトがあるのは、ロシアが日本へ...
残り1031文字(全文:1331文字)