
ロビイスト事務所が並ぶ、ホワイトハウスの数百メートル北を横切る「Kストリート」=6月(共同)
高関税措置などで国内外を振り回すトランプ米大統領の下でロビイストの存在感が増している。政権との取引の糸口を探そうとする企業や外国政府からの需要は「記録的水準」(米メディア)で、日本政府も例外ではない。ロビー活動に巨額の資金が投じられ、金の力で政策が左右されることに批判の声が出ている。(ワシントン共同=新冨哲男)
▽3700億円
首都ワシントンにあるホワイトハウスの数百メートル北を横切る「Kストリート」には、多くのロビイスト事務所が集まる。「ロビイストを雇いたいわけではない。問題が起きて必要だから雇うのだ」。駐バーレーン大使を経てロビイストとして活動したアダム・エレリ氏(64)が指摘した。
政...
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